こんにちは!アラフィフ主婦ひろんです。
5月になりました。『5月は株を売れ』という株格言がありますが、初日は、”株価市場の指標”の日経平均株価は、反発して終わっています。
日経平均株価は、日本経済新聞が算出
ところで、日経平均株価というのは、どのように計算されているのでしょうか?
初めは、東京証券株式所が”東証第1部修正平均”として算出を行っていましたが、1970年7月から日本経済新聞社に代わり、指数、発表を行うようになりました。
『日経平均株価』は、『にっけい225』と呼ばれるように、「トヨタ」「日産」「新日鉄」「ソニー」「ヤマハ」「NTT」「ソフトバンク」など、一度は聞いたことがある企業で東京株式市場約1700銘柄のうち225銘柄が選出されています。
業種は「水産」「鉱業」「建設」「食品」「繊維」「パルプ・紙」「化学」「医薬品」「石油」「ゴム」「窯業」「鉄鋼」「非鉄金属製品」「機械」「電気機器」「造船」「自動車」「精密機器」「商社」「小売業」「銀行」「証券」「保険」「他金融」「不動産」「鉄道・バス」「陸運」「海運」「空運」「倉庫」「通信」「電力」「ガス」「サービス」に分けられ、業種のバランスで、定期的に入れ替えられています。
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日経平均株価の計算方法は?
平均値というと、普通は、100円と200円と300円の平均値は200になります。
しかし、日経平均株価の計算方法は違います。
額面を統一して計算される
2001年10月に廃止されましたが、株式には「額面」と呼ばれるものがありました。
例えば、500円額面の銘柄は、50円額面の銘柄に比べ10倍の株価になります。
この500円額面の株と50円額面の株を足して2で割るというと正しい平均値になりません。
ですので、額面を統一するようにして計算しています。
例えば、東海旅客鉄道(JR東海)の額面は50,000円、新日本製鉄の額面は50円です。東海旅客鉄道の1月27日の株価は646,000円、新日鉄は194円で、東海旅客鉄道の株価は新日鉄の3,330倍です。しかし、東海旅客鉄道が新日鉄より3,330倍も価値が高いというわけではなく、両社の額面が異なるために生じている差です。
もし日経平均株価の計算上、このまま646,000円と194円を分子に足し合わせてしまうと、東海旅客鉄道の株価の値動きが新日鉄の3,330倍の影響を日経平均株価に与えてしまうことになってしまいます。
そこで、計算上は額面を50円に統一させることとして、額面500円の銘柄は株価を10分の1、額面50,000円の銘柄は株価を1,000分の1にして225銘柄の合計を出すことにしたのです。
引用元:楽天証券HP
分母も単純に225で割っていない
例えば、A銘柄100円、B銘柄200円、C銘柄300円の3社があるとすると、この3銘柄の株価の平均は(100+200+300)/3=200円です。
ここでA銘柄が1株を2株にする株式分割を行うと、A銘柄の株価は100円÷2=50円になります。そうすると、3銘柄の平均値は(50+200+300)/3=183円になります。A銘柄が株式分割をすると株価が下がってしまいます。
これでは、意味がおかしくなるので、A銘柄の株式分割で株価が変動しないように、分母の数字も調整しています。
日経平均株価は、225銘柄の株価の合計額を一定の決まりに基づいて算出される「除数」で割って計算されます。
除数の値は、日本経済新聞の朝刊「クローズアップ日経平均株価」に掲載されます。
日経平均まとめ
日経平均株価は、『日経平均』『にっけい225』とも呼ばれるように、”日本経済新聞”が225銘柄で計算するが、除数は225ではないということです。
知っているようで知らない『日経平均株価』 結構、ややこしいですね。
以上『日経平均』の内容などについてまとめてみました。
最後まで、お読み頂きありがとうございます。
難しい内容になってしまいましたが、あなたの参考になれば幸いです。
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